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第2回 辻朋子さん

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第2回のインタビューは、中小企業診断士・経営コンサルタントであり、まちづくり事業など様々な分野で活躍されている辻朋子さんにお話をうかがいました。

周りの人をどんどん活性化させる、いきいきとしたパワーをお持ちの辻さん。
相手を心地よくする「サービス」のコツも教えていただきました!(2006年6月26日)

一橋大学法学部卒業(1975年)、社会学部卒業(1977年)。
多摩大学大学院経営情報学研究科修士課程修了(2005年)。
神奈川大学大学院経営学研究科国際経営専攻博士課程(2006年4月?)。
株式会社三國事務所に勤務。
第一子誕生後、生活者経験を経て、1998年、中小企業診断士取得。
経営コンサルタント。東京女学館大学非常勤講師。
学生参加のまちづくりプロジェクト等を通して非営利組織の活性化事業を推進。
国立大学法人一橋大学経営協議会委員、同学長選考会議委員、
(社)如水会監事、一橋大学後援会評議員。

主著 
『小さな会社の事業計画作成の手順』 大和出版,2000.
『中小企業診断士になろう』 インデックス・コミュニケーションズ,2001.
『サービスコミュニティのデザイン』 白桃書房,2005.
『サービスはこころでする』 同友館,2006.

キャリアの道

法学部を卒業後、社会学部に入りなおしコミュニケーション論を学んだ。大学6年のときに部活の先輩と結婚。

「結婚と両立できる仕事を」と考え、経営コンサルタント会社のベンチャー企業である三國事務所に就職。女性の能力を生かしてくれる職場で、普通の暮らしと同時進行。書くことが好きだったからか、仕事でも書くことを中心に仕事が回ってきた。2?3年で子どもができ、手元で育てたかったため惜しげもなく退職。

10年ほど武蔵野市で地域活動に従事。子育て中はフリーランスジャーナリストとして活動したが、会社を離れたら何もできないことに気づき、自分の周りの「起業したい女性」にアドバイスしたいと思い、子どもが手を離れると勉強をして中小企業診断士の資格を取った。国のシンクタンクの客員研究員を経てまちづくりに携わることになった。それを契機に独立開業の診断士に。大学では経営学の講座を担当している。

現在の仕事は、店も企業も行政も市民も全てを包含した、生活領域のよりよい暮らしのコンサルタント。主婦であり子育てをしたものにしか発想できない視点から、先例のない仕事をしている。学生を連れて学生参加の地域活性化プロジェクトを立ち上げ、武蔵野市の商店街活性化事業、小金井市の活性化事業を経て今年から一橋大学で「大学はサービス共同体」というあり方を提案し、経営協議会委員を務めさせて頂いている。

東京、日本、世界へと、ミクロからマクロへ、どこまでもリンクしていくと考えている。広い意味での世界とリンクするような大学そして都市経営のビジネスモデルを創出し、無数の境界融合領域として経営していく、その実践とアドバイスを究極的にはやりたいと思っている。


ターニングポイント

1番は、(中小企業診断士の)資格をとったこと。そしてもう1つは、自分が本当にやりたかったことがまちづくり(生活領域づくり)であった、と気づいたこと。スーツにリュックを背負って日本中を歩き回ってまちをつくる仕事をしている一橋の診断士の先輩にインタビューをしたことで気づいた。

20世紀(生産性第一主義)から21世紀(人間価値第一主義)へとシフトした今、20世紀流の考え方を飛び越えた考え方を提案する人材が求められている。自分は、21世紀流の仕事がやりたかった。


サービスとは何か

サービスとは、ヒトの心と体にいい行為。『サービスはこころでする』(同友館)の副題の「マニュアルをちょっとはみ出してサービス上手になるためのたくさんのお話」。この言葉に自分のエッセンスがつまっている。

21世紀はお金をかけずサービス価値として小資本で何ができるか、どうやって付加価値を上げるかで勝負する時代になっている。ヒトにちょっとだけ気持ちよくなってもらう、この重なりがサービスである。恋をすること、つまり相手のために夢中にやって、どうやったら喜ぶだろうかなど考えてご飯も食べられなくなること、これもサービスと同じこと。

その経営体、その生活領域にしかできないことを皆さんに見つけてもらう、そのための仕掛け人が自分の仕事。


仕事の手ごたえ

100のうち99%が失敗。たった1%の成功ために挫折と徒労と失敗の繰り返し。でもそんな中で、終わったときに、やった、という達成感を互いに感じたとき。

異能集団をマッチングさせる(たとえば商店街と100人の学生)ことによって、何かが起こるんじゃないかという期待感が生まれる。そうして、「境界融合」と呼んでいるが、両方の接点、違うものをマッチングさせたとき。


子育てと仕事

再び仕事を始めたのは、下の子が小学生のとき。両立というのはごく普通にやってきたとしか言いようがない。やりたいことがあるのなら、それに向けてまず女を磨くべき。いい女になってやりたいことに夢中になる女になったら、パートナーの男性は力を貸してくれるはず。大事なのは、パートナーとの人間関係。


学生へのメッセージ

恋をしましょう!

相手の立場に立って、どうやったら喜んでもらえるだろうか、と考える。これは、コミュニケーションという高度な人間の技の集大成。これこそがサービスの原点。

人間は1人では生きていけない。1人では喧嘩も恋もできない。このかかわりの中で、とことん付き合うことで、人間の本質のようなものが見えてくる。必要なものもその中で見えてくる。

魅力的な恋がきっとあなたをいい大人にしてくれる。

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辻さん、どうもありがとうございました!
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  1. 2007/09/16(日) 16:40:10|
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